AI・デジタル化に使える補助金・助成金8選【2026年8月時点・募集中】
「AIを入れたい」「業務をデジタル化したい」と考えたとき、使える公的な支援制度は 思ったより多くありません。九州AIナビに収録している制度のうち、いま募集中で、 かつAI・デジタル化に使えると当社が判断したものは、重複を除いて8つです。
このページでは、その8つを1か所に並べます。制度名を知らない状態からでも 「自分の会社はどれに当てはまりそうか」を見当づけられるようにするのが目的です。
まず「補助金」と「助成金」を分けて考える
同じ「もらえるお金」でも、この8つは大きく2種類に分かれます。 どちらを見るべきかは、やりたいことで決まります。
- ソフトやシステムを買う/作る費用に使うもの(補助金) 自治体が実施しているものが中心です。募集期間が決まっていて、予算の枠もあります。 金額は小さめですが、対象がはっきりしていて分かりやすいのが特徴です。
- 社員にデジタルの研修を受けさせる費用に使うもの(助成金) 厚生労働省の雇用関係助成金が中心です。雇用保険の適用事業所であることが前提で、 そのぶん要件は細かいものの、金額の桁が大きく、通年で受け付けているものが多くあります。
「AIツールを導入したい」なら前者、「AIを使える人を社内に育てたい」なら後者 から見てください。両方に当てはまる場合もあります。
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| 制度 | 使える地域 | 上限額 | 締切 |
|---|---|---|---|
| 久留米市小規模事業者デジタル化支援補助金 | 久留米市 | 20万円 | 2026年12月28日 |
| 宗像市がんばる中小企業者応援補助金 | 福岡県宗像市 | 掲載元に記載なし | 2026年12月25日 |
| 古賀市温室効果ガス排出量可視化システム導入費補助金 | 福岡県 | 15万円 | 2027年3月31日 |
| 人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース) | 全国 | 1億円 | 受付期間の記載なし |
| 人材開発支援助成金(人への投資促進コース/高度デジタル人材訓練・成長分野等人材訓練) | 全国 | 2,500万円 | 受付期間の記載なし |
| 人材開発支援助成金(人への投資促進コース/情報技術分野認定実習併用職業訓練) | 全国 | 2,500万円 | 受付期間の記載なし |
| 人材確保等支援助成金(雇用管理制度・雇用環境整備助成コース) | 全国 | 325万円 | 受付期間の記載なし |
| 65歳超雇用推進助成金(高年齢者評価制度等雇用管理改善コース) | 全国 | 90万円 | 受付期間の記載なし |
上限額は「その制度で受け取れる最大額」であって、必ずその額が出るという意味ではありません。 実際の金額は、対象になる経費の額と補助率で決まります。
1. 久留米市小規模事業者デジタル化支援補助金
久留米市の小規模事業者が、ソフトウェアやクラウドサービスの利用料など、 デジタル化にかかる費用を補助してもらえる制度です。当社の区分では「AI導入可」 としています。補助の対象になる経費にソフトウェア関連の記載があるためです。
- 対象になる規模:従業員20名以下
- 補助率:2分の1
- 上限額:20万円
- 受付:2026年6月24日から2026年12月28日まで
金額は大きくありませんが、会計ソフトやクラウドの業務システムなど、 最初の一歩に使いやすい制度です。詳しい内容は 制度のページと、市の公式ページで確認してください。
2. 宗像市がんばる中小企業者応援補助金
宗像市の中小企業者向けの制度です。当社の区分では「汎用DX」としています。 AIや研修と明示されてはいないものの、デジタル化に関連する記載があるためです。
- 対象になる規模:従業員300名以下
- 上限額・補助率:掲載元の資料に記載が確認できなかったため、空欄にしています
- 受付:2026年6月1日から2026年12月25日まで
金額の条件が確認できていないので、検討する場合は必ず市に直接ご確認ください。 当サイトでは、確認できなかった項目を推測で埋めることはしていません。 制度の詳細は制度のページをご覧ください。
3. 古賀市温室効果ガス排出量可視化システム導入費補助金
温室効果ガスの排出量を「見える化」するシステムの導入費を補助する制度です。 脱炭素の制度ですが、実態としては測定・可視化のためのシステムを入れる話なので、 当社の区分では「汎用DX」としています。
- 補助率:補助対象経費の2分の1
- 上限額:15万円
- 受付:2026年4月1日から2027年3月31日まで
締切が2027年3月31日と、この8つの中では最も先です。 制度の詳細は制度のページをご覧ください。
4. 人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)
ここから5つは厚生労働省の助成金です。いずれも社員の訓練にかかる費用が対象で、 設備やソフトを買う費用そのものは対象になりません。
このコースは、新しい分野へ事業を広げるときや、DXなどで業務のやり方を変えるときの 訓練が対象です。当社の区分では「AI人材育成可」としています。
- 経費助成:75%(大企業は60%)
- 賃金助成:1人1時間当たり1,000円(大企業は500円)
- 設備投資加算:50%(中小企業のみ)
- 上限額:1億円
- 受付期間の記載なし
上限額が1億円と大きいのは、大人数の訓練を長期間行う場合まで含めた枠だからです。 制度の詳細は制度のページをご覧ください。
5. 人材開発支援助成金(人への投資促進コース/高度デジタル人材訓練・成長分野等人材訓練)
この8つの中で、AI人材の育成に最も直接的に使えるのがこれです。 高度なデジタル人材の訓練と、成長分野の人材訓練が対象になります。
- 高度デジタル人材訓練:経費助成75%(大企業は60%)、賃金助成は1人1時間当たり1,000円(大企業は500円)
- 成長分野等人材訓練:経費助成75%、国内の大学院で受講する場合は賃金助成1,000円
- 上限額:2,500万円
- 受付期間の記載なし
制度の詳細は制度のページをご覧ください。
6. 人材開発支援助成金(人への投資促進コース/情報技術分野認定実習併用職業訓練)
情報処理・通信技術者の職種に関わる訓練が対象です。座学だけでなく、 実際の仕事を通じた訓練(OJT)と組み合わせる形が想定されています。 当社の区分では「汎用DX」としています。
- 経費助成率:60%(大企業は45%)
- 賃金助成:1人1時間当たり800円(大企業は400円)
- OJT実施助成:20万円(大企業は11万円)
- 上限額:2,500万円
- 受付期間の記載なし
上の5番と同じ「人への投資促進コース」ですが、中身は別のメニューです。 制度の詳細は制度のページをご覧ください。
7. 人材確保等支援助成金(雇用管理制度・雇用環境整備助成コース)
働く環境を整えるための制度ですが、業務の負担を軽くする機器やシステムの導入が 対象に含まれます。ソフトウェア関連の記載があるため、当社の区分では「AI導入可」 としています。研修ではなく「物を入れる」側で使える、数少ない全国の助成金です。
- 雇用管理制度の導入:定額(20万円から50万円)
- 業務負担軽減機器等の導入:対象経費の2分の1
- 上限額:325万円
- 受付期間の記載なし
制度の詳細は制度のページをご覧ください。
8. 65歳超雇用推進助成金(高年齢者評価制度等雇用管理改善コース)
高年齢の従業員が働き続けられるように制度を整える助成金です。 こちらも機器・システム・ソフトウェアの導入費が上乗せの対象になるため、 当社の区分では「AI導入可」としています。
- 雇用管理制度の導入:区分に応じた定額(23万円から60万円)
- 機器等を導入した場合:経費(上限50万円)の60%(中小企業以外は45%)を上乗せ
- 上限額:90万円
- 受付期間の記載なし
制度の詳細は制度のページをご覧ください。
どれから見ればよいか
迷ったら、次の順で考えると絞りやすくなります。
- 本社・事業所の場所で絞る。 久留米市・宗像市・古賀市に事業所があるなら、 まず自治体の制度(1から3)を見てください。金額は小さくても、 要件がはっきりしていて申請の負担が軽い傾向があります。
- やりたいことが「導入」か「育成」かで分ける。 ソフトやシステムを買うなら 自治体の制度と7番・8番、人を育てるなら4番から6番です。
- 締切の近いものから当たる。 自治体の制度には締切があります。 全国の助成金は受付期間の記載がないものが多く、比較的いつでも相談できます。
福岡県内の制度をもっと広く見たい場合は福岡県の補助金・助成金、 募集終了分も含めて条件で絞り込みたい場合は制度の一覧から探せます。
掲載内容についての注意
- 金額・補助率・締切は、いずれも掲載元の資料から取り込んだ時点の値です。 制度の内容は改正されるため、申請を検討される際は必ず各実施機関の公式情報で 最新の内容をご確認ください。
- 「AI導入可」「AI人材育成可」「汎用DX」は、公募要領に書かれている対象経費・ 訓練内容にもとづく当社独自の参考区分で、実施機関による公式の区分ではありません。 区分の付け方は編集方針とデータの集め方で公開しています。
- 実際に対象になるかどうかは、事業内容や経費の中身によって変わります。 この記事は「対象になり得る制度」を並べたもので、対象になることをお約束するものではありません。
- 助成金の申請書作成・提出代行は社会保険労務士の独占業務です。当社は情報提供までを行い、 申請手続きの代行は行いません。