グリーン・コンビナートおおいた創出事業費補助金とは?事前協議が必須

制度概要
募集中- 対象地域
- 大分県
- 主な対象者
- 大分県内に事業所を有し、環境省の温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度が適用される特定事業所排出者に該当する製造業者、または脱炭素化に資する取組を行う事業者などが対象になり得ます。
- 補助率
- 3分の2以内〜2分の1以内(企業規模による)
- 上限額
- 2,000万円
- 申請期限
- 2026年11月27日まで
対象となる可能性がある事業者の例です。詳細な要件は本文および公式ページでご確認ください。
公開日 2026-09-17 / 最終更新日 2026-09-17 / 情報確認日 2026-09-17 / 公式ページを見る
この補助金の結論
福田(聞き手)
白石さん、大分県に「グリーン・コンビナート」という名前の補助金があるそうですね。どんな制度ですか。
白石みなと(補助金活用アドバイザー)
「グリーン・コンビナートおおいた創出事業費補助金(県単独)」です。実施は大分県で、水素製造やCO2分離・回収など、脱炭素関連の技術確立につながる事業を支援します。補助率は中小企業3分の2以内・大企業2分の1以内、上限額は最大2,000万円です。まず全体像を表にします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | グリーン・コンビナートおおいた創出事業費補助金(県単独) |
| 実施機関 | 大分県 |
| 補助率 | 中小企業3分の2以内・大企業2分の1以内 |
| 上限額 | フィジビリティスタディ10,000千円/実証試験・研究開発2,000万円 |
| 対象業種 | 製造業(環境省「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」が適用される特定事業所排出者等)及び脱炭素化に資する取組を行う事業者 |
| 対象地域 | 大分県 |
| 受付期間 | 記載なし(開始日)〜2026年11月27日(金曜日) |
対象になる事業者
福田
この補助金の目的を教えてください。
白石みなと
大分県の公表資料には「グリーン・コンビナートおおいた推進構想の実現に向けた水素製造(水電解や光触媒による水素製造等)・貯蔵、CO2分離・回収・利活用・貯留技術、水素及びアンモニアの混焼・専焼発電、バイオ燃料製造、ケミカルリサイクル、水素等次世代エネルギーの運搬等、水素等の次世代エネルギー・素材の供給基地化やCO2分離・回収・利活用・貯留技術の確立に繋がる事業を支援する」とあります。水素・CO2関連の次世代エネルギー技術の確立につながる事業を後押しする制度です。
福田
対象となる事業者はどんな会社ですか。
白石みなと
要件は大きく2つの経路に分かれます。1つは、大分県内に事業所を有する企業等であって、環境省の「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」が適用される特定事業所排出者であり、かつ統計法の規定に基づき統計基準として定められた日本標準産業分類に規定する製造業者であること。もう1つは、脱炭素化に資する取組を行う事業者であることです。加えて「その他知事が認める者」も対象に含まれると明記されています。製造業に直接該当しなくても、脱炭素化に資する取組であれば経路が開かれている制度設計です。
福田
「その他知事が認める者」とは、具体的にどんな事業者を想定しているのですか。
白石みなと
そこも、この記事で確認できた範囲では具体的な想定までは分かりません。大分県の公表資料には「その他知事が認める者」とあるだけで、具体的にどんな事業者を指すかという記載は見当たらず、確認できなかったため、事前協議の際に産業GX推進室にご確認ください。個別の判断は知事の裁量に委ねられていると読めます。
福田
個人事業主でも対象になりますか。
白石みなと
この記事で確認できた範囲では分かりません。「大分県内に事業所を有する企業等」という表現があるだけで、法人形態についての限定は書かれていません。「企業等」という語に個人事業主が含まれるかどうかは、この条文の書き方だけでは判断できません。申請を検討する場合は、大分県商工観光労働部産業GX推進室へ、事前協議の際にご確認ください。
福田
補助対象事業自体はどんな内容ですか。
白石みなと
「構想」の実現を図るためのフィジビリティスタディ、または実証試験・研究開発を行う事業、と定義されています。企業の規模ではなく、事業の種類によって2区分に分かれる制度です。
補助率と上限額
福田
補助率と上限額を区分ごとに教えてください。
白石みなと
表にします。
| 区分 | 中小企業 | 大企業 | 上限額 |
|---|---|---|---|
| フィジビリティスタディ | 3分の2以内 | 2分の1以内 | 10,000千円 |
| 実証試験・研究開発 | 3分の2以内 | 2分の1以内 | 2,000万円 |
補助率はどちらの区分でも同じですが、上限額はフィジビリティスタディの2倍が実証試験・研究開発に設定されています。
福田
中小企業の基準はどう決まっていますか。
白石みなと
大分県の公表資料では「資本金又は出資の総額、常時使用する従業員数が業種ごとの基準以下」とされています。具体的な数値は、この記事で確認できた範囲では分かりません。業種ごとの基準を確認したい場合は、事前協議の際に産業GX推進室へお尋ねください。
福田
事前協議とはどういうものですか。
白石みなと
事前に産業GX推進室への相談・協議が必須で、事前協議が整っていない事業の申請書は受理されない、と明記されています。補助率や上限額を確認する前に、まず窓口へ相談する必要がある制度だと理解しておいてください。書類を先に完成させてから相談する、という順番では想定されていない点に注意が必要です。
補助対象となる経費
福田
対象になる経費を教えてください。フィジビリティスタディと実証試験・研究開発で違いはありますか。
白石みなと
共通する経費と、実証試験・研究開発だけに追加される経費があります。表にします。
| 経費区分 | フィジビリティスタディ | 実証試験・研究開発 |
|---|---|---|
| 人件費・委託費・謝金・旅費 | ○ | ○ |
| 役務費(機械装置の保守等、データ通信等) | ○ | ○ |
| 使用料及び賃借料(機器・装置・クラウド等の使用料、会場借料等) | ○ | ○ |
| 外注費・消耗品費・共同事業費・その他 | ○ | ○ |
| 設計費・設備費・工事費・研修費・原材料費・特許出願等経費 | - | ○ |
福田
実証試験・研究開発のほうが対象範囲が広いということですね。
白石みなと
そのとおりです。設備費や工事費が対象に入るのは実証試験・研究開発だけで、フィジビリティスタディの段階では対象になりません。事業の性質に合わせて経費区分が分かれています。
福田
共通経費と実証試験・研究開発だけの経費、両方に共通する考え方はありますか。
白石みなと
表に挙げた経費はいずれも、フィジビリティスタディまたは実証試験・研究開発という事業そのものを遂行するための直接経費です。人件費や委託費、機器の使用料といった項目が両方の区分に共通しているのは、どちらの段階でも人と機材を動かして調査・試験を行う点は変わらないためだと読めます。
福田
対象にならない経費もありますか。
白石みなと
土地取得費・消費税及び地方消費税・振込手数料の3つは、どちらの区分でも補助対象経費から除くと明記されています。事業を直接進めるための経費とは言えないものを除外する、という考え方は他の補助金でもよく見られる整理の仕方です。
申請期限とスケジュール
福田
受付期間はいつからいつまでですか。
白石みなと
受付開始日についての記載は見当たらず、確認できなかったため、事前協議の際に産業GX推進室にご確認ください。大分県の公表資料には最終受付期限として2026年11月27日(金曜日)までとだけ明記されています。加えて「補助金の交付決定額が予算額に達した場合は受付終了」ともあるため、期限前でも予算に達し次第打ち切られる可能性があります。事前協議に時間がかかることも踏まえると、締切間際に動き出すのはリスクが大きい制度だと言えます。
福田
事業を実施できる期間はどれくらいですか。
白石みなと
補助対象期間は「交付決定日から令和9年2月26日まで」です。交付決定を受けてから事業を進め、この日までに完了させる必要があります。
福田
応募の際、審査書類を作る以外に必要な手続きはありますか。
白石みなと
大分県の公表資料からは「事前協議が整った事業のみ申請可能」という手続き上の前提が読み取れます。つまり、通常の応募書類作成の前に、産業GX推進室との協議というワンステップが必ず入る制度です。この順序を後回しにしてしまうと、締切に間に合わせて書類をそろえても受け付けてもらえません。
福田
提出方法は何ですか。
白石みなと
大分県の公表資料では「メールで提出」とされています。郵送や窓口持参についての記載はありません。事前協議の段階でメールの宛先や添付形式も含めて確認しておくと、提出直前で慌てずに済みます。
事前協議と対象外になりやすいケース
福田
事前協議をしないまま申請するとどうなりますか。
白石みなと
事前相談がなされていない事業の申請書は受理されない、とはっきり書かれています。締切に間に合わせるために書類だけ揃えても、産業GX推進室との協議を済ませていなければ受け付けてもらえません。「受理されない」という表現から、書類の不備による差し戻しとは別に、手続きの入口そのものが閉じる制度だと理解しておく必要があります。
福田
どんな事業者が対象外になりやすいですか。
白石みなと
対象者要件は、特定事業所排出者に該当する製造業者か、脱炭素化に資する取組を行う事業者のいずれかに該当することが前提です。この2つのどちらにも当てはまらない一般的な事業者が対象になり得るかどうかは、この記事で確認できた範囲では判断できません。「その他知事が認める者」という項目もあるため、迷う場合は事前協議の段階で確認するのが確実です。
よくある質問
福田
審査はどのように行われますか。
白石みなと
「一次選考(書類審査)の後、有識者等による選定審査委員会で事業実施の確実性・CO2削減効果等の観点から総合的に審査する」とされています。書類審査と有識者による審査委員会の2段階で行われる、という構成は読み取れますが、審査の配点や具体的な基準までは、この記事で確認できた範囲では分かりません。
福田
ここまでの内容を、分かること・分からないことに分けて整理してもらえますか。
白石みなと
整理します。
| 確認できること | この記事で確認できていないこと |
|---|---|
| 補助率・上限額(区分ごと) | 中小企業の具体的な判定基準(業種ごとの数値) |
| 対象経費・除外経費 | 個人事業主が対象に含まれるか |
| 最終受付期限・補助対象期間 | 審査の配点・具体的な採択基準 |
福田
併用できる他の補助金はありますか。
白石みなと
そこも、この記事で確認できた範囲では分かりません。他の補助金との併用可否は、事前協議の際に産業GX推進室へ直接確認することをおすすめします。
福田
最後に、要点を整理してください。
白石みなと
整理します。対象は大分県内に事業所を有し、特定事業所排出者に該当する製造業者、または脱炭素化に資する取組を行う事業者です。補助率は中小企業3分の2以内・大企業2分の1以内、上限額はフィジビリティスタディ10,000千円、実証試験・研究開発2,000万円です。申請の前に産業GX推進室への事前協議が必須で、最終受付期限は2026年11月27日、予算に達し次第終了する可能性があります。
公式情報・問い合わせ先
福田
問い合わせ先を教えてください。
白石みなと
大分県商工観光労働部産業GX推進室です。表にします。
| 項目 | 記載内容 |
|---|---|
| 窓口 | 大分県商工観光労働部産業GX推進室 |
| 電話番号 | 097-506-3263 |
| 提出方法 | メール |
福田
正確な情報はどこで確認できますか。
白石みなと
大分県のこの制度の掲載ページが一次情報です。
福田
ありがとうございました。
白石みなと
本記事は大分県の掲載ページに記載されている内容をもとにしています。制度の内容・締切・予算の状況は変更されることがありますので、申請前には必ず産業GX推進室に最新の情報をご確認ください。
なお、対象になり得るかどうかは事業内容によって個別の判断になりますので、「対象です」と断定はできません。また、補助金の申請書の作成代行・提出代行は行っておりません。制度情報の提供と、必要に応じた専門家のご紹介までとさせていただきます。
あなたの会社に合う補助金を探してみませんか
白石みなと
まずは同じ大分県が実施機関の制度を2つ紹介します。
福田
対象者の要件がかなり絞られていますね。当てはまらなかった場合は、次にどこを見ればいいでしょうか。
白石みなと
大分県の補助金・助成金一覧から、募集中の制度を締切が近い順に見ていくのが早道です。この制度は特定事業所排出者や脱炭素化に取り組む事業者に限られますが、大分県には設備投資や人材の枠も別にあります。脱炭素というテーマで横断的に探したい場合は、脱炭素・省エネに使える制度から見ることもできます。
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