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大分県省力化・生産性向上支援補助金とは?国のデジタル化・AI導入補助金インボイス枠への上乗せ

大分県省力化・生産性向上支援補助金とは?国のデジタル化・AI導入補助金インボイス枠への上乗せ

制度概要

募集中
対象地域
大分県
主な対象者
大分県内に事業所を有する中小企業・小規模事業者等で、国のデジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)のインボイス枠(インボイス対応類型)で国の額の確定を受け、かつ県が定める賃上げの要件を満たした事業者

対象となる可能性がある事業者の例です。詳細な要件は本文および公式ページでご確認ください。

補助率
12分の1〜4分の1(県の上乗せ分。経費の区分により異なる)
上限額
52万5千円
申請期限
2027年1月29日まで

公開日 2026-09-12 / 最終更新日 2026-09-12 / 情報確認日 2026-09-12 / 公式ページを見る

この補助金の結論

福田(聞き手)
白石さん、大分県に「デジタル化・AI導入補助金」まわりの上乗せ制度があると聞きました。どんな制度ですか。
白石みなと(補助金活用アドバイザー)
「大分県省力化・生産性向上支援補助金(デジタル化・AI導入補助金〈旧IT導入補助金〉インボイス枠上乗せ)」です。国のデジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)のインボイス枠(インボイス対応類型)で、すでに国の額の確定を受けた事業者に対して、大分県が独自に上乗せする制度です。実施は大分県商工観光労働部先端技術挑戦課、補助率は12分の1〜4分の1(経費の区分により異なる)、上限額は52万5千円です。まず全体像を表にします。
項目 内容
制度名 大分県省力化・生産性向上支援補助金(デジタル化・AI導入補助金〈旧IT導入補助金〉インボイス枠上乗せ)
実施機関 大分県(商工観光労働部先端技術挑戦課)
補助率 12分の1〜4分の1(県の上乗せ分。経費の区分により異なる)
上限額 52万5千円(3区分の合計)
対象地域 大分県
対象業種 全業種(中小企業等)
受付期間 記載なし〜2027年1月29日
福田
「上乗せ」ということは、この制度だけを単独で申請することはできないのですね。
白石みなと
そのとおりです。この記事では、国と県の申請の順序、対象者の条件、補助対象経費、補助率・上限額の計算式、賃上げ要件、申請の流れを順番に整理します。

対象になる事業者

福田
対象者の条件を教えてください。
白石みなと
大分県のこの制度のページには「大分県内に事業所を有する中小企業・小規模事業者等であって、国のデジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)【インボイス枠インボイス対応類型】の額の確定を受け、かつ県が定める賃上げの要件を満たした事業者」とあります。大分県内に事業所があること、国のインボイス枠で額の確定を受けていること、県の賃上げ要件を満たすことの3つが軸です。
福田
それ以外にも条件はありますか。
白石みなと
あります。表にします。
# 条件
(1) 国補助金においてIT導入支援事業者の登録取消又はITツールの登録取消をされていないこと
(2) 事務局が、本補助金の交付対象者として不適当であると判断する者でないこと
(3) 県が定める賃上げの要件を満たすこと
福田
(1)の「登録取消」というのは、どういう場合に起きるのですか。
白石みなと
確認できているのは、国の補助金の枠組みでIT導入支援事業者やITツールの登録が取り消されていないことが、県の交付対象者の要件として定められているということです。一方で、登録の取消がどのような場合に行われるかは国の補助金の側の定めであり、この記事で参照した大分県の資料の中には書かれていません。心当たりがある場合は、大分県商工観光労働部先端技術挑戦課にお問い合わせください。
福田
業種の縛りはありますか。
白石みなと
対象業種は「全業種(中小企業等)」です。特定の業種に絞り込む記載はありません。

国と県の手続きの順序(交付決定前に発注してよいか)

福田
設備を導入したい事業者としては、「先に発注してもいいのか」がいちばん気になります。この制度ではどうなりますか。
白石みなと
そこを整理するために、まず国と県の手続きの順序を見ます。表にします。
順序 手続き
(1) 国の補助金〈インボイス枠(インボイス対応類型)〉に申請し、交付決定を受けてITツールを導入する
(2) 国へ実績報告を行い、国から額の確定通知を受ける
(3) 大分県へ交付申請を行う(交付申請と実績報告は第1号様式で一体、交付決定と額の確定は第6号様式で一体)
福田
つまり、県に申請する時点で、国の補助事業はもう終わっているということですか。
白石みなと
そのとおりです。県への申請の資格そのものが「国の額の確定を受けた者」ですから、県へ申請する時点では国の補助事業はすでに完了しています。ですから「交付決定前に発注してはいけない」という順序の制約は、国の補助金の手続きの側にあります。県の上乗せの側には、その順序の定めは置かれていません。
福田
では、県への申請にあたって発注のタイミングを気にする必要は無い、ということでしょうか。
白石みなと
発注のタイミングという意味では、その理解で合っています。ただし、県独自の要件(賃上げ、補助対象経費の区分、登録取消を受けていないこと等)は別に満たす必要があります。気にすべき「交付決定前の発注」は、あくまで国の補助金の側の話として切り分けて考えてください。支払いの方法についても、大分県のこの制度のページには「支払いは精算払」とあります。

補助対象経費と補助率・上限額

福田
補助対象になる経費を教えてください。
白石みなと
インボイス制度に対応したソフトウェア購入費、クラウド利用費(最大2年分)、ハードウェア関連費、導入関連費です。ソフトウェア購入費とクラウド利用費は、会計・受発注・決済のいずれかの機能を有するものに限られます。ハードウェアの内訳は表にします。
ハードウェアの区分 対象となる機器
PC・タブレット等 PC、タブレット、プリンター、スキャナー、複合機
レジ・券売機等 POSレジ、モバイルPOSレジ、券売機
福田
これに当てはまらない機器は対象外ということですか。
白石みなと
そのとおりです。大分県のこの制度のページには「これに該当しない機器及び周辺機器の購入費は補助対象外」と明記されています。
福田
補助率と上限額は、経費の区分ごとにどう違うのですか。
白石みなと
4つの区分があります。表にします。
区分 県の補助率・補助額
ITツール(国補助率4分の3以内・小規模事業者は5分の4以内) 県の補助対象外
ITツール(国補助率3分の2以内) 県補助率12分の1以内、県補助額37万5千円まで
ハードウェア(PC・タブレット等) 県補助率4分の1以内、県補助額5万円まで
ハードウェア(レジ・券売機等) 県補助率4分の1以内、県補助額10万円まで
福田
上限額52万5千円というのは、この3区分の合計ですね。
白石みなと
そのとおりです。ITツールの37万5千円、PC・タブレット等の5万円、レジ・券売機等の10万円を合わせた52万5千円が、県の補助金全体の上限額です。
福田
実際の金額は、どういう計算式で決まるのですか。
白石みなと
大分県のこの制度のページに算出式が示されています。表にします。
区分 計算式
ソフトウェア(中小企業) (ソフトウェア補助対象経費-666,667円)÷12(上限37万5千円)
ソフトウェア(小規模事業者) (ソフトウェア補助対象経費-625,000円)÷12(上限37万5千円)
ハードウェア(PC・タブレット等) 補助対象経費÷4(上限5万円)
ハードウェア(レジ・券売機等) 補助対象経費÷4(上限10万円)
福田
ソフトウェアの計算式には条件があるのですか。
白石みなと
あります。大分県のこの制度のページには「ソフトウェアは会計・受発注・決済の機能数が2機能以上の場合のみ補助対象」とあります。機能が1つだけのソフトウェアは、この計算式の対象になりません。

賃上げ要件

福田
賃上げ要件の中身を詳しく教えてください。
白石みなと
大分県のこの制度のページには「1か月の給与・賃金等の総支給額が、国への交付申請前の直近1か月と比較して1.5%以上増加していること」とあります。比較する期間は、国への交付申請から県への交付申請・実績報告までの期間における1か月です。
福田
給与・賃金等の総支給額には、賞与や残業代も含まれるのですか。
白石みなと
含まれません。大分県のこの制度のページでは、残業代、賞与、各種手当、役員に支払った給与及び役員報酬等、福利厚生費、法定福利費、退職金は算定から除くとされています。基本給を中心とした通常の給与部分で比較する設計です。

申請方法と提出書類

福田
申請の方法を教えてください。
白石みなと
電子申請により、補助金交付申請書及び実績報告書(第1号様式)に必要書類を添付して知事に提出します。電子による方法によりがたい場合は郵送も可能です。
福田
添付書類はどんなものがありますか。
白石みなと
大分県のこの制度のページに8点挙げられています。表にします。
# 添付書類
(1) 国補助金に係る書類(交付申請書類、交付決定通知、額の確定通知)の写し
(2) 誓約書(第2号様式)
(3) 大分県省力化・生産性向上支援補助金(デジタル化)誓約書(第3号様式)
(4) 賃金増加率計算表(第4号様式)
(5) 賃金増加率計算表対象外従業員一覧(第5号様式)
(6) 国への交付申請前1か月分の賃金台帳の写し
(7) 国への交付申請から県への交付申請及び実績報告までの期間における1か月分の賃金台帳の写し
(8) その他知事が必要と認める書類
福田
誓約書には、どんな内容を誓約するのですか。
白石みなと
第2号様式では、暴力団排除に関する事項のほか、ツール導入のモデル事例として、県もしくは県の委託する事業者のヒアリングや事例集作成に協力することを誓約します。第3号様式では、同一の内容で他の補助金・助成金等の交付を重複して受けていないこと、なりすまし行為がないこと、ITツールの購入額に占める自己負担額を実質的に減額又は無償とするような購入方法をとっていないこと、提出した証憑や申請・報告の内容に虚偽がないことを誓約します。
福田
受付期間はいつまでですか。
白石みなと
2027年1月29日までです。大分県のこの制度のページには受付開始日の記載が見当たらず、確認できたのは締切のみです。受付開始日を確認したい場合は、大分県商工観光労働部先端技術挑戦課にお問い合わせください。なお事業実施期間そのものは、大分県のこの制度のページによれば令和8年4月1日から令和9年1月29日までとされています。

対象外になりやすいケース

福田
どんなケースで対象外になりやすいですか。
白石みなと
いちばん大きいのは、国のデジタル化・AI導入補助金〈インボイス枠(インボイス対応類型)〉の額の確定をまだ受けていない事業者です。県への申請の資格そのものが「国の額の確定を受けた者」であるため、国への申請がこれから、あるいは審査中の段階では、県の補助金にはまだ申請できません。
福田
賃上げ要件を満たさない場合はどうなりますか。
白石みなと
賃上げ要件は「県が定める賃上げの要件を満たすこと」として、対象者の条件そのものに含まれています。1か月の給与・賃金等の総支給額を1.5%以上増加させていない場合、この要件を満たせず対象外になり得ます。
福田
誓約書に反する行為があった場合はどうなりますか。
白石みなと
第3号様式の誓約に反する行為、たとえば重複受給や、自己負担額を実質的に減額・無償にするような購入方法が確認された場合は、交付対象として不適当と判断される可能性があります。またそのほかの条件として、大分県のこの制度のページには「国補助金請求後に何らかの事由により国補助金が支払われなかった場合は、県の交付決定が取り消されることがある」ともあります。

よくある質問

福田
国の補助金と県の補助金は、同時に申請できますか。
白石みなと
同時ではありません。県への申請の資格そのものが「国の額の確定を受けた者」であるため、まず国の補助事業を完了させることが先です。国と県を並行して進めるものではなく、国が先、県が後という順序になります。
福田
取得した設備を、補助事業が終わったあとすぐに処分してもよいのですか。
白石みなと
大分県のこの制度のページには「取得財産のうち一件当たりの取得価格が50万円以上のものを処分しようとするときは、あらかじめ知事の承認を受ける」とあります。50万円以上の財産は、処分前に知事の承認が必要です。
福田
証拠書類の保管期間はどのくらいですか。
白石みなと
大分県のこの制度のページには「補助事業が完了した日の属する年度の翌年度から起算して5年間整備保管する」とあります。帳簿や契約書・領収書等は、5年間の保管が必要です。
福田
審査の基準や問い合わせ窓口の電話番号は分かりますか。
白石みなと
審査基準や問い合わせ窓口の電話番号は、大分県のこの制度のページには記載が見当たりませんでした。分かっているのは補助対象者・補助対象経費・補助率・上限額・申請の流れまでで、審査基準や窓口の電話番号は大分県に直接確認する必要があります。ここまでの内容を整理します。
確認できること 大分県のページで確認できないこと
対象者の条件(国の額の確定・賃上げ要件等) 審査基準・採択件数
補助対象経費の区分と計算式 受付開始日
賃上げ要件の算定方法 問い合わせ窓口の電話番号・メールアドレス
申請の流れ・必要書類 登録取消の具体的な発生条件
福田
最後に、要点を整理してもらえますか。
白石みなと
整理します。対象は大分県内に事業所を有する中小企業・小規模事業者等で、国のデジタル化・AI導入補助金〈インボイス枠〉の額の確定を受け、県の賃上げ要件を満たした事業者、補助率は12分の1〜4分の1(区分により異なる)、上限額は52万5千円です。国の額の確定を受けたあとに大分県へ交付申請を行う流れで、申請期限は2027年1月29日です。

公式情報・問い合わせ先

福田
問い合わせ窓口の連絡先は分かりますか。
白石みなと
大分県のこの制度のページには、問い合わせ窓口の電話番号やメールアドレスの記載が見当たりませんでした。申請を検討される際は、次の情報源のページから最新の問い合わせ先をご確認ください。
福田
正確な情報はどこで確認できますか。
白石みなと
大分県のこの制度の掲載ページが一次情報です。

https://www.pref.oita.jp/site/tyusyodx/uwanosehojokin2026.html

福田
ありがとうございました。
白石みなと
本記事は大分県の掲載ページに記載されている内容をもとにしています。制度の内容・締切・予算の状況は変更されることがありますので、申請前には必ず最新の情報を大分県にご確認ください。

なお、対象になり得るかどうかは事業内容によって個別の判断になりますので、「対象です」と断定はできません。また、補助金の申請書の作成代行・提出代行は行っておりません。制度情報の提供と、必要に応じた専門家のご紹介までとさせていただきます。

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白石みなと
まずは同じ大分県(商工観光労働部先端技術挑戦課)が実施する、同シリーズの上乗せ制度と、同じ大分県が実施するデジタル化系の制度を紹介します。あわせて、この制度が上乗せしている国のベース制度と、近隣県の同カテゴリの制度も紹介します。大分県外の制度は、地域の条件が合わず対象外になり得ます。併用の可否も含め、各制度の実施機関にご確認ください。
制度名 実施機関 上限額 リンク
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