九州AIナビ

GビズIDとは?種類・取得方法・電子申請での使い方を解説

公開日 2026-09-12

GビズIDとは?種類・取得方法・電子申請での使い方を解説

1. 結論から:電子申請には「GビズIDプライム」が要ることが多い

白石みなと(補助金活用アドバイザー)
まず結論からお伝えします。補助金の電子申請で「GビズIDが必要です」と案内されたとき、 多くの制度が求めているのは、GビズIDの中でもいちばん権限の強い「GビズIDプライム」です。 そして、このプライムだけは取得に準備の時間がかかります。締切の直前に気づくと、 申請そのものが間に合わなくなることがあります。
福田(聞き手)
「GビズID」とひとまとめに言われますが、種類があるということですね。
白石みなと(補助金活用アドバイザー)
はい。次の章で、種類ごとの違いと、補助金申請でどれが要るのかを整理します。

2. GビズIDには種類があり、補助金の申請で使えるのはどれか

福田(聞き手)
GビズIDにはいくつ種類があって、それぞれ何が違うのでしょうか。
白石みなと(補助金活用アドバイザー)
大きく3種類あります。
  • GビズIDプライム:法人の代表者、または個人事業主本人が取得するアカウントです。 行政サービスへの申請権限を持ちます。
  • GビズIDメンバー:プライムを取得した代表者が、従業員などに使わせるためのアカウントです。 プライムの管理下で使います。
  • GビズIDエントリー:メールアドレスがあればすぐ発行できる、認証レベルの低いアカウントです。

補助金の電子申請システムの多くは、法人・個人事業主本人としての申請権限を確認するために、 プライムでの申請を求めます。エントリーでは申請そのものができない制度も珍しくありません。

福田(聞き手)
では、まず取るべきはプライムということですね。
白石みなと(補助金活用アドバイザー)
その制度がどのアカウントを求めているかは、必ず個別に確認してください。「電子申請にGビズIDが要る」 とだけ書かれていて、種類まで明記していない案内もあります。その場合は、申請権限のあるプライムを 前提に準備しておくと、後戻りが少なくなります。

3. 取得には準備の時間が要る — 締切直前でつまずく理由

福田(聞き手)
アカウントを作るだけなら、すぐ終わるものだと思っていました。
白石みなと(補助金活用アドバイザー)
GビズIDエントリーはメールアドレスだけで即日発行できますが、プライムはそうはいきません。 本人確認の手続きが挟まるため、申請してからすぐに使えるわけではないのです。

プライムの取得方法には、大きく2つの経路があります。

  • 書類を郵送する方法:申請書と印鑑証明書を用意し、窓口へ郵送します。審査を経て アカウントが発行されるまで、やり取りの分だけ時間がかかります。
  • オンラインで申請する方法:スマートフォンとマイナンバーカードを使い、その場で本人確認を 完結させる方法です。郵送より早く発行されますが、対応する端末とマイナンバーカードが要ります。
福田(聞き手)
締切の直前に「電子申請が要る」と気づいた場合は、間に合わないこともあるのですね。
白石みなと(補助金活用アドバイザー)
まさにそこが、この手続きでいちばんつまずきやすい点です。申請書類の準備が整っていても、 GビズIDプライムが未発行だと申請できません。公募が始まった時点で、すでにプライムを 持っているかどうかを確認しておくことをおすすめします。

4. 法人と個人事業主で、用意する書類が違う

福田(聞き手)
法人と個人事業主で、手続きは同じなのでしょうか。
白石みなと(補助金活用アドバイザー)
アカウントの種類や流れは共通ですが、求められる書類が異なります。
  • 法人の場合:代表者の実印と、法人の印鑑証明書が要ります。申請書に押す印鑑は、 印鑑証明書に登録された実印である必要があります。
  • 個人事業主の場合:屋号ではなく、事業主本人の実印と印鑑証明書が要ります。 法人のような登記事項証明書は求められません。
福田(聞き手)
どちらの立場で申請するかで、揃える書類が変わるということですね。
白石みなと(補助金活用アドバイザー)
はい。オンライン申請の場合は印鑑証明書の郵送そのものが不要になりますが、代わりに マイナンバーカードでの本人確認が必須になります。自分がどちらの経路を選ぶかで、 用意するものの組み合わせが変わるという点は、あらかじめ整理しておくとよいでしょう。

5. GビズIDを使うと、jGrantsで何ができるようになるか

福田(聞き手)
GビズIDを取ったら、具体的に何ができるようになるのでしょうか。
白石みなと(補助金活用アドバイザー)
国の補助金の電子申請システム「jGrants(ジェイグランツ)」に、GビズIDでログインできるように なります。jGrantsでは、次のようなことができます。
  • 公募中の補助金を検索し、申請要件や提出書類を確認する
  • 申請書の様式に沿って、必要事項をオンラインで入力・提出する
  • 審査状況や、追加書類の提出依頼などの通知を受け取る
  • 交付決定後の手続き(実績報告など)を、同じアカウントで進める
福田(聞き手)
つまり、申請から採択後の手続きまで、同じIDで一貫して使うということですね。
白石みなと(補助金活用アドバイザー)
そのとおりです。一度プライムを取得しておけば、別の補助金に応募するときも、 同じアカウントをそのまま使い回せます。最初の取得さえ済ませておけば、次の申請では アカウント発行の手間が要らなくなる、という考え方で準備しておくとよいでしょう。

なお、GビズIDが必要かどうか、どのアカウント種別が求められるかは制度ごとに異なります。 気になる制度が見つかったら、補助金・助成金の一覧からその制度のページを開き、 申請方法の欄を確認してください。

よくある質問

Q. GビズIDは無料で取得できますか。 A. 取得にあたって国への手数料はかかりません。ただし、印鑑証明書の取得など、手続きに 付随する費用が別途かかる場合があります。

Q. すでにGビズIDエントリーを持っていますが、プライムに切り替えられますか。 A. エントリーとプライムは別のアカウントとして扱われます。プライムが必要な制度に応募する 場合は、あらためてプライムの取得手続きを行ってください。

Q. GビズIDの手続きで分からないことがあったら、誰に相談すればよいですか。 A. GビズID自体の操作や審査状況については、GビズIDのヘルプデスクが窓口になります。 特定の補助金の申請要件については、その制度の事務局・相談窓口に確認するのが確実です。 申請書類の作成や提出そのものを代行してもらいたい場合は、社会保険労務士など専門家への 相談も選択肢になり得ます。

次に読む

次の公募を見逃さないために

補助金・助成金は年度ごとに公募が入れ替わります。貴社の条件(所在地・従業員数・制度の種類)をご登録いただくと、 条件に合う制度が新たに掲載された日に、メールでお知らせします。該当する制度がない日は配信いたしません。

自社に合う補助金をメールで受取る

関連記事

扱っている地域か分野が共通する記事です。