九州AIナビ

PURPOSE

人材育成・研修に使える補助金・助成金

従業員に研修・訓練を受けさせるための制度です。下の5つの質問に答えると、 自社が確認すべき制度の候補と、先に確かめることが分かります。

研修の助成金 一問一答

質問 1 / 5

その研修は、何のために行いますか?

いちばん近いものを1つ選んでください。これで、まず見るコースが決まります。

この目的の制度29件
いま募集中18件
うちAI・DX関連候補9件
解説記事20本

募集終了を含む収録件数です。同じ内容が複数登録されている制度は代表の1件だけを数えています。

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締切が公表されているものを近い順に7件、 そのあとに締切の記載がないものを11件並べています。締切の記載がないものには、通年で受け付けている制度と、公表資料から読み取れなかった制度の両方が含まれます。

GUIDE

研修に助成金を使うとき、先に知っておきたいこと

研修に使えるお金には、性格の違う2種類があります。一つは公募期間があって審査で採否が決まる「補助金」、もう一つは決められた要件を満たしていれば支給される性格の強い「助成金」です。人材育成の分野は後者、とくに厚生労働省の雇用関係助成金が中心になります。補助金のような公募の期間が定められていないものがあり、公募開始を待たなくてよいのが補助金との大きな違いです。ただし訓練を始める前に計画を届け出ておく必要があるため、「思い立ってすぐ申請できる」わけではありません。

これらは全国一律の制度なので、九州の企業もそのまま使えます。そのうえで、県や市町村が独自に出している人材育成の制度が別にあります。上の一覧には、その両方が入っています。

「AI研修専用」を探すより、人材育成の制度から入るほうが早い

国の雇用関係助成金に、「生成AI研修専用」のものはありません。既存の人材育成の助成金の枠組みの中で、その研修が条件に当てはまるかどうかを見ていくことになります。

ただし自治体の補助金には、AIを使える人材の育成を正面から目的にしたものがあります(長崎県のAI活用力向上支援事業費補助金など)。「AI専用は無い」と決めつけず、地域の制度もあわせて確認してください。

そのため、探すときも「AI 助成金」のような言葉より、訓練・研修を目的にした制度から入るほうが見つかります。学ぶ内容がAIかどうかは、対象を最初に絞り込む基準になりにくいためです。このページの一覧が、まさにその入口にあたります。

どのコースを見ればよいか——まず場面で絞り、次に6つの観点で確かめる

よくある場面から言うと、社員にAI・生成AIの研修を受けさせたいのであれば、まず事業展開等リスキリング支援コース(DX化・GX化に関わる訓練を正面から対象にする)と、人材育成支援コース(職務に関連していれば分野を問わない基本のメニュー)の2つを見てください。デジタル分野の高度な人材を育てる訓練なら高度デジタル人材訓練、IT分野の未経験者を育てるなら情報技術分野認定実習併用職業訓練が近くなります。受け放題のオンライン研修サービスを契約するなら定額制訓練、社員が自分の意思で学ぶぶんを会社が支援するなら自発的職業能力開発訓練、そのための休暇や短時間勤務の制度を新しく作るなら教育訓練休暇等付与コース・長期教育訓練休暇等制度が対応します。

★ただし、この対応で決まるのは「まずどれを読むか」までです。同じ場面でも、誰に受けさせるか・どんな形で実施するか・訓練の前に何を出すかで結論が変わります。そこを外さないための見方が、次の6つです。

人材育成の助成金は、1つの制度の中に性格の違うメニューが並んでいます。金額の大小で選ぶと後で外れることが多く、先に見るべきなのは誰が使えるか/誰に受けさせるか/何を学ぶか/どんな形でやるか/訓練の前に何を出すか/何に対してお金が出るかの6つです。この6つで、候補はかなり絞れます。

誰が使えるかは、多くのメニューで共通の要件だけです。ただしデジタル分野の高度な訓練を対象にするメニューには、事業主の側に固有の条件があり、IT分野の未経験者を育てるメニューでは、IT関連の業務を担う組織があるかどうかが見られます。誰に受けさせるかも分かれます。年齢や実務経験に条件が付くメニューがある一方、社員が自分の意思で学ぶことを前提にするメニューもあります。

何を学ぶかでは、事業展開やDX化・GX化に関わる訓練を対象にするもの、デジタル分野の高度人材を育てるもの、IT分野の未経験者を即戦力にするもの、職務に関連していれば分野を問わないもの、に分かれます。どんな形でやるかも見落とせません。対面が原則で、現場でのOJTを組み合わせることを求めるメニューがある一方、受け放題のオンライン研修を正面から対象にするメニューもあります。

訓練の前に何を出すかは、この分野でいちばん事故が起きるところです。どのメニューでも訓練の前に計画の届出が要りますが、それに加えて、厚生労働大臣の認定を先に取る必要があるメニュー、認定を受けた支援機関に計画を確認してもらう必要がある場合、就業規則の改定と労働基準監督署への届出が前提になるメニューがあります。必要な前工程の重さは、メニューによってかなり違います。

最後に何に対してお金が出るか、その単位が違います。訓練の経費と訓練中の賃金の両方を見るものが多い一方、経費だけを見るもの、社内でのOJTの実施そのものに対して出るもの、制度を新しく作って実際に使わせたことに対して出るものがあります。「受講料の一部が戻る」だけではない、ということです。下の各記事に、そのメニューの要件と限度額をまとめています。

「中身」と「形」の両方を見られる

見られることの一つは訓練の中身です。要領は「職務に関連した専門的な知識及び技能の習得をさせるための訓練等であること」を支給要件の一つに挙げています。そのうえで、助成の対象にならない実施目的が表で列挙されています。職務に直接関連しない訓練、接遇・マナー講習、趣味教養、通常の事業活動として行われるもの(QCサークル活動など)といった区分です。

もう一つは訓練としての形です。訓練時間の記録が残るか、受講者の出席や修了を確認できるか。ここが整っていないと、内容が良くても支給申請の段階で外れることがあります。

つまり、同じ「生成AIの使い方を学ぶ」研修でも、誰のどの業務に使うところまで具体化されているかと、実施の形が記録に残るかの両方で、対象になったりならなかったりします。

訓練を始める前に、計画を届け出る

研修の助成金は、金額の条件とあわせて、手続きの順番も確かめる必要があります。多くの助成金で、訓練を始める前に実施計画などの届出を済ませておくことが条件になっています。「良い研修を受けたので、あとから申請する」は原則として通りません。

提出できる期間は、訓練開始日の6か月前から1か月前までの間です。人材開発支援助成金の事業展開等リスキリング支援コースと人材育成支援コースについて、それぞれの案内資料で確認しました。なお、この2つの案内資料はどちらも直近の改正後のものです。改正がいつから効くかは、下の「生成AIの研修は、どこまでが対象になるか」から記事へ送っています。始まりと終わりの両方がある「期間」なので、6か月より前に出すのも期間外です。そして訓練開始日まで1か月を切っていると、原則として間に合いません。研修の日程を先に決めてしまう前に、ここだけは確かめてください。

確認した2つのコースには、共通の例外が示されています。新たに雇い入れた人だけを対象とする訓練で、雇い入れ日から訓練開始日までが1か月以内のものと、天災などやむを得ない理由がある場合(理由を記した書面を添えます)は、訓練開始日の前日までとされています。提出期限が土日や休日にあたるときは、翌開庁日が期限です。

受け放題の定額制サービスで訓練するときは、基準そのものが変わります。事業展開等リスキリング支援コースの案内には、この場合は契約期間の初日から起算して1か月前までと書かれています。訓練開始日ではなく、契約の初日が基準です。★これは同コースの案内にある記載で、人材育成支援コースの案内には同じ但し書きがありません。なお、定額制のサービスを正面から対象にする定額制訓練は、また別のコース(人への投資促進コース)のメニューです。

ここで確認したのは、上の2つのコースだけです。他のコースや他の制度は、それぞれの要領で定めが違います。狙っているコースの案内資料と、事業所の所在地を管轄する労働局でご確認ください。

研修会社を探すのと同時に、締切だけでなく着手までに何を出しておく必要があるかを確認しておくことをおすすめします。計画の届出と、費用を受け取るための支給申請は、別の手続きです。

生成AIの研修は、どこまでが対象になるか

厚生労働省は、DX化・GX化に関する訓練について「その人の仕事に、直接、そのまま使えるか」で線を引く考え方を示しています。教養として役に立つ、いずれ効いてくる、という種類の訓練は外れる方向に働きます。

示された例では、生成AIを使って営業の提案書をどう作るかまで踏み込んだ訓練と、汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ訓練とで、扱いが分かれています。扱っている題材が生成AIかどうかでは決まらない、ということです。

さらに見落としやすいのが、誰に受けさせるかです。訓練の内容に沿って対象の労働者を選んでいるかも確認されるため、同じ研修を同じ会社で実施しても、受講者の選び方で扱いが変わり得ます。「良い研修だから全社員に」という進め方は、この考え方とは相性がよくありません。

eラーニングと定額制サービスは、制度ごとに扱いが違う

動画教材のeラーニングや、月額課金で使い放題になる定額制のサービスで学ぶことも増えました。この形式が対象になるかどうかは、制度ごとに分かれます。

eラーニングについては、学習時間をきちんと記録・管理できる仕組みがあるかを条件にしている制度があります。定額制のサービスも、専用のメニューを設けて正面から対象にしている制度があります(このページの一覧にも出ています)。ただしその場合、受講時間数の合計や修了の確認について、専用の要件が別に定められています。

使っている研修サービスが対象になるかを確かめたいときは、教材の種類・記録の残り方・提供のされ方を、狙っている制度の要件と照らし合わせてください。ここは一般論だけでは決まらない部分です。

「結局いくら戻るのか」は、何で決まるか

「結局いくら戻るのか」を、このページで1つの数字にすることはできません。額は少なくとも5つで変わるからです。①どのコース・どのメニューか、②中小企業に当たるか、③賃金の引上げや資格等手当といった上乗せの要件を満たすか、④経費に対する助成を見ているのか、訓練中の賃金に対する助成を見ているのか、そして⑤実訓練時間数。この5つが決まらないと、金額は決まりません。

⑤が効くのは、1人あたりの上限が実訓練時間数の区分で変わるからです。同じ受講料でも、訓練が短いか長いかで受け取れる上限が変わります。時間数の区分と、その区分ごとの限度額は、下の各メニューの記事にあります。

この5つのうち①が決まれば、残りは各メニューの資料で確かめられます。上の「どのコースを見ればよいか」に並べた各メニューの記事に、そのメニューの要件と限度額をまとめてあります。受け放題の定額制サービスだけは、契約額に助成率を掛けた額がそのまま出るのではなく人数と日数で按分されるため、同じ一覧に試算の道具を用意しています。

助成金というと「受講料の一部が戻ってくる」と思われがちですが、それだけではありません。制度によっては、訓練を受けている期間に支払った賃金も支援の対象として見られます。

社員が業務時間中に研修を受ける場合、その時間の人件費も会社にとってはコストです。受講料だけで損得を考えず、訓練中の賃金まで見る制度かどうかも比較の材料になります。この場合、出勤簿や賃金台帳の整い方がそのまま結果を左右します。日々の労務管理が要件になるのが、この分野の特徴です。

社内でやる研修と、社員が自分で学ぶぶんの扱い

「社内で詳しい社員が講師になって勉強会を開いた」「本人が自分で学んだ」。どちらもそれだけを理由に対象から外れるわけではありません。要領は、事業主が自ら主催して集合形式で行う訓練を事業内訓練として位置づけ、教育訓練機関が企画・主催するもの(事業外訓練)と分けたうえで、それぞれに支給要件を定めています。

ただし事業内訓練には、事業外訓練には無い条件が付きます。講師を務める社員に資格や実務経験の要件があること、通学制・同時双方向型に限られ、eラーニングや通信制は対象にならないこと。また、日常業務の延長として行われるもの(QCサークル活動など)は、実施目的の面で対象から外れる区分に入ります。

社員が自分の意思で学ぶぶんについても、労働時間外の自発的な訓練を対象にするメニューを持つ制度があります(このページの一覧にも出ています)。この場合は事業外訓練であることなど、別の条件が付きます。「社内だから」「自分で学んだから」で諦める前に、狙っている制度がどちらの型を対象にしているかを確かめてください。

8コースをまとめて比べる

どんな場面でまず読むべきかを、コースごとに1行でまとめました。 募集中のコースだけを載せています。

  • 人材育成支援コース分野を問わず、職務に関連した研修を受けさせたい
    実施形式
    OFF-JT中心

    経費と訓練中の賃金の両方が対象になり得ます(メニューにより異なる)

    助成率(公表資料から):経費助成45%(大企業30%)〜75%(メニューにより異なる)、資格等手当要件等を満たす場合はさらに+15%〜+25%。詳細は本文参照

    締切記載なし上限額1,000万円条件あり
  • 事業展開等リスキリング支援コース事業展開・DX化/GX化・人材育成計画に関連する研修を受けさせたい
    実施形式
    OFF-JT中心

    経費・賃金に加え、設備投資の加算もある制度です(中小企業のみ)

    助成率(公表資料から):経費助成75%(大企業60%)、賃金助成1人1時間当たり1,000円(大企業500円)、設備投資加算50%(中小企業のみ)。詳細は本文参照

    締切記載なし上限額1億円条件あり
  • 高度デジタル人材訓練ITSS・DSS-P等の外部の認定・登録講座を受けさせたい
    実施形式
    登録講座・大学正規課程が中心
    訓練前の手続き
    訓練計画届に加えて、事業主側の要件(5つのうち1つ)を満たすこと

    経費と訓練中の賃金の両方が対象になり得ます

    助成率(公表資料から):高度デジタル人材訓練:経費助成75%(大企業60%)、賃金助成1人1時間当たり1,000円(大企業500円)。成長分野等人材訓練:経費助成75%、国内大学院の場合賃金助成1,000円

    締切記載なし上限額2,500万円条件あり
  • 情報技術分野認定実習併用職業訓練IT未経験者を、対面OJTと組み合わせて育てたい
    実施形式
    対面OJT+OFF-JT併用
    訓練前の手続き
    訓練計画届に加えて、訓練そのものへの大臣認定が別途必要

    経費・賃金に加え、OJT実施そのものへの助成もあります

    助成率(公表資料から):経費助成率60%(大企業45%、資格等手当要件達成で+15%)、賃金助成1人1時間当たり800円(大企業400円、+200円/+100円)、OJT実施助成20万円(大企業11万円、+5万円/+3万円)

    締切記載なし上限額2,500万円条件あり
  • 定額制訓練受け放題の定額制(サブスク)オンライン研修を契約したい
    実施形式
    eラーニング・同時双方向型のみ
    訓練前の手続き
    訓練計画届に加えて、計画届の基準日は契約開始日(訓練開始日ではない)

    経費への助成はありますが、訓練中の賃金への助成はありません

    助成率(公表資料から):経費助成:中小企業60%(賃金要件・資格等手当要件を満たした場合+15%)、大企業45%(+15%)。定額制訓練は賃金助成の対象外

    締切記載なし上限額2,500万円条件あり
  • 自発的職業能力開発訓練社員が自分で選んだ講座の費用を、会社が後から負担したい
    実施形式
    通学制/eラーニング/通信制/定額制
    訓練前の手続き
    訓練計画届に加えて、経費を負担する制度を就業規則等に定めること

    経費への助成はありますが、訓練中の賃金への助成はありません

    助成率(公表資料から):経費助成率:中小企業・大企業ともに45%(賃金要件・資格等手当要件を満たした場合+15%)。自発的職業能力開発訓練は賃金助成の対象外

    締切記載なし上限額300万円条件あり
  • 教育訓練休暇等付与コース有給の教育訓練休暇制度を新しく作りたい(会社が用意する研修ではない)
    実施形式
    制度設計+運用
    訓練前の手続き
    訓練計画届に加えて、就業規則の改定・労働基準監督署への届出

    訓練の実費ではなく、制度を作ったこと自体に定額で支給されます

    助成率(公表資料から):定額(助成率という概念はなし):制度導入・実施助成30万円、賃金要件又は資格等手当要件を満たす場合は加算額6万円を追加(1事業主に対して1度限りの支給)

    締切記載なし上限額36万円条件あり
  • 長期教育訓練休暇等制度30日以上の長期休暇か、短時間勤務の制度を新しく作りたい
    実施形式
    制度設計+運用
    訓練前の手続き
    訓練計画届に加えて、就業規則の改定・労働基準監督署への届出

    訓練の実費ではなく、休暇の取得実績と制度導入に対して支給されます

    助成率(公表資料から):賃金助成(長期教育訓練休暇制度のみ・1人1時間当たり)1,000円、大企業800円(大企業が賃金要件・資格等手当要件を満たす場合+200円)。制度導入助成(1事業主あたり1回限り)20万円(賃金要件・資格等手当要件を満たす場合+4万円)

    締切記載なし上限額24万円条件あり

訓練計画届は、多くのコースで訓練開始日の6か月前から1か月前までの間に提出することとされています (詳しくは訓練計画届の記事へ)。上限額・助成率は制度ごとに単位(1人1訓練あたり/1事業所1年度あたり/1事業主1回限り)が異なります。 まとめて比べず、対象コースの記事でご確認ください。

制度ごとの金額・助成率・締切はここには書いていません。年度ごとに変わるためで、 具体的な条件は上の一覧から各制度のページでご確認ください。

よくある質問

生成AI研修だけを対象にした助成金はありますか。
国の雇用関係助成金にはありません。既存の人材育成の助成金の中で、その研修が条件に当てはまるかを見ていく形になります。ただし自治体の補助金には、AIを使える人材の育成を目的にしたものがあります(長崎県など)。訓練・研修を目的にした制度と、地域の制度の両方から探してください。
eラーニングだけで完結する研修は、一律で対象外ですか。
一律には決まりません。学習時間の記録が残る仕組みかどうかなど、制度ごとの条件によって扱いが変わります。狙っている制度の募集要領で、eラーニングの扱いがどう書かれているかを確認する必要があります。
社内の詳しい社員が教える勉強会は対象になりますか。
社内で行うこと自体は、外れる理由になりません。事業主が自ら主催する訓練は「事業内訓練」として制度の中に位置づけられています。ただし講師を務める社員に資格や実務経験の要件があり、事業内訓練は通学制と同時双方向型に限られます。日常の業務の延長として行うものは、実施目的の面で対象から外れます。狙っている制度の要件を先に確認してください。
訓練計画届は、いつまでに出せばよいですか。
確認したコース(人材開発支援助成金の事業展開等リスキリング支援コースと人材育成支援コース)では、訓練開始日の6か月前から1か月前までの間に提出することとされています。始まりと終わりの両方がある期間なので、6か月より前の提出も期間外です。新たに雇い入れた人だけを対象とする訓練で雇い入れ日から訓練開始日までが1か月以内のものと、天災などやむを得ない理由がある場合は、どちらのコースでも訓練開始日の前日までとされています。なお、受け放題の定額制サービスによる訓練を契約期間の初日から起算して1か月前まで、とする但し書きは事業展開等リスキリング支援コースの案内にあるもので、人材育成支援コースの案内には同じ記載がありません。狙っているコースの案内資料と、事業所の所在地を管轄する労働局でご確認ください。
研修を受けたあとから申請できますか。
多くの制度では通りません。訓練を始める前に実施計画などの届出を済ませておくことが条件になっているためです。確認したコースでは、提出できる期間が訓練開始日の6か月前から1か月前までの間とされており、訓練が始まってからの提出は期間外になります。研修の申し込みや受講開始の前に、使えそうな制度の届出条件を確認しておくのが安全な進め方です。
申請の手続きを代わりにやってもらえますか。
助成金の申請書の作成・提出の代行は、社会保険労務士の独占業務です。当サイトは制度の情報をお伝えするところまでで、代行は行いません。手続きそのものを相談したい場合は、社会保険労務士や、各県の労働局・ハローワークの窓口が入口になります。
AI研修の実施前確認シートを開く自分で1つずつ確かめたい方向け。コピーして持ち出せます

CHECK SHEET

AI研修の実施前確認シート

「この研修にいくら出ますか」に答えるには、制度の側の条件より先に、自社の側で決まっていないことを埋める必要があります。ここが空いたまま出した金額は、前提を補った試算にしかなりません。

ただし、全部を先に埋める必要はありません。下は誰が答えるかで分けてあります。まず「最初に決める2つ」だけ決めてください。それで見るコースと動く期限が決まり、その時点で相談に行けます。

あなたが決めること(誰にも聞かなくてよい)

最初に決める2つ

★この2つが決まれば、見るコースと、いつまでに動くかが決まります。ここまでで労働局へ相談に行けます。下の束は、そのあとで構いません。

  • その訓練は何のために行うのか。

    3つの入口を、それぞれの中身から確かめる
  • 訓練を始める日はいつか。(決まっていないなら、いつごろか)

    ★提出の期限は、この日から逆算して決まります。確認した2コースでは、訓練を始める前に計画を届け出ておくことが手続きの出発点とされています。開始日が決まらないと、いつまでに何を出すかも決まりません。

    提出できる期間を、開始日から逆算して調べる

総務・人事の手元にある資料で分かること

自社で調べること

  • 誰に受けさせるのか。(雇用の形、在職期間、年齢)

    対象になる労働者の範囲はメニューごとに違います。同じコースでも、受けさせる人によって使えるメニューが変わります。

  • 自社の事業所は雇用保険の適用事業所か。

    厚生労働省の雇用関係助成金は、ここが出発点の要件になっています。適用事業所でなければ、どのコースにも進めません。最初に確かめておくと、あとの調べ物が無駄になりません。

  • 自社は中小企業に当たるか。(資本金と、常時使用する従業員の数。★どちらの基準も業種で違います)

    助成の割合が、中小企業かどうかで変わります。「うちは中小だろう」で進めず、業種ごとの基準に自社を当ててください。

    「中小企業者」に自社が入るかの見分け方

自社では分からない。聞けば必ず分かること

研修会社に聞くこと

★この3つは、研修の案内に書かれていないことが多いのに、助成の可否と額を直接左右します。見積もりを取るときに、まとめて聞いてください。

  • 実施の形はどれか。(集まって受ける/講師と同時につなぐライブ配信/録画教材を各自で見る/受け放題の定額制サービス)

    ★「オンライン研修」と一言で言っても、ライブ配信と録画教材は制度の上で別の扱いです。ここが決まっていないと、賃金にあたる助成が付くかどうかも決まりません。

  • 訓練の実時間は何時間になるか。(休憩、各自の予習・復習、確認テストを、どう数えるか)

    コースごとに時間の下限が定められています。申込書に書かれた「研修時間」と、制度が数える実訓練時間は一致しないことがあります。ここを確かめないまま下限を満たしていると考えるのは危険です。

  • 支払う費用の内訳はどうなっているか。(受講料のほか、入学料・教材費などが、あらかじめ受講案内等で定められているか)

    ★支払総額がそのまま対象経費になるとは限りません。見積書のどの行が対象でどの行が外れるかで、戻る額が変わります。

    対象経費と対象外経費の見分け方

★判断が要ること。当サイトでは決められません

候補のコースが決まってから、公式資料と窓口で確かめること

★ここから先は、「最初に決める2つ」でコースの候補が絞れてからです。候補に入っていないコースの条件まで、先に調べる必要はありません。

  • 狙っているコースは、通常の業務から離れて行う訓練(OFF-JT)だけで成り立つか。仕事をしながらの訓練(OJT)を組み合わせる必要があるか。

    対象になる経費の種類も、残しておく記録も、この区分で変わります。OJTだけで進める計画は、対象の訓練に当たらないコースがあります。

    OFF-JTとOJTの違いと、記録の要件
  • 計画の届出は、訓練開始日から逆算して間に合うか。例外に当たらないか。

    提出できる期間には始まりと終わりの両方があり、早すぎる提出も期間外です。例外の定めもコースごとに違います。

    提出期間の原則と例外、変更届まで
  • 訓練の前に、別の認定を受けておく必要があるコースか。

    計画の届出とは別に、訓練を始める前に大臣の認定を受けておく必要があるメニューがあります。その期限は届出とは別に定められています。

  • 訓練で使う機器を買う予定があるか。あるなら、その扱いはどうなるか。

    訓練の経費とは別枠の加算を持つコースがあります。買う予定があるなら、そのコースを候補から外さないでください。

埋め終わったら

★全部の欄が埋まっていなくても相談できます。「最初に決める2つ」だけ決まっていれば十分です。

★このシートは、当サイトが要件を判定するものではありません。制度に当てはまるかどうかを決めるのは実施機関です。

事業所の所在地を管轄する都道府県労働局(またはハローワーク)へ、この内容のまま相談してください。未確認の欄が残っているほうが、聞くことがはっきりします。

助成金の申請書の作成・提出の代行は、社会保険労務士の独占業務です。当サイトは制度の情報をお伝えするところまでで、代行は行いません。手続きそのものを任せたい場合は、社会保険労務士が窓口になります。

どのコースを見ればよいかの段階でつまずいている場合は、下から当サイトへご相談いただけます。候補になり得る制度と、確かめる順番をお伝えします。

AI研修そのものについて相談したいか、研修を入口にDX・業務改革まで含めて相談したいかによって、下のご相談窓口を分けています。

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募集を終えた制度

締切が新しい順に並べています。同じ制度が翌年度にまた募集されることがあるため、募集が終わったものも残しています。

募集を終えた制度 11件

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対象地域がその県に特定できる制度の件数です(募集終了を含む)。 全国が対象の制度は県を問わず使えるため、ここには含めていません。

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目的の分類は、公募元が公表している「目的・概要」の記載にもとづいて機械的に付けています。制度によっては、ここに出ていない使い道が認められることも、逆にここに出ていても 個別の要件に合わないこともあります。申請前に必ず公募要領と実施機関の最新の案内をご確認ください。 対象になり得るかは事業内容によって個別の判断になります。